甲州市消防団奥野田分団第二部

一年の行事は正月の出初に始まって、どんど焼きの火の管理、春、秋の火災予防運動、
河川清掃、地域行事の火の後始末、防災訓練、冬には夜警、その他に、行方不明者捜索、台風時危険箇所の見回り、
当然火災があれば出動(昼夜問わず)・・・などなど。
ありとあらゆる場面で出動要請がありますが・・・消防団の話は大概良い話は聞きませんね・・・なぜか・・・。
それは良くない!と思いページに消防団について記載しました。
最近の消防団
(部限定)
昔から話が残る消防団のイメージは、厳しい、乱暴、酒飲み・・など良く聞きますが、
そんな雰囲気は全く消えています。
現在の公の組織は完全な縦割りです。特に自衛隊、警察、消防、は最たるものと思います。
消防団もその中の1団体ですから、上部の命令には従わなければなりません。
しかし、部の単位では近年、先輩が優しくなったのかどうかはさておき、
ボランティア団体という背景や、サラリーマンが増え、有事の際に出動できる人材が
不足している事などから、かなり時代背景に合った運営に変わってきています。
怒られるから、出席するのではなく、仲間が居るから行って見ようと言う雰囲気になってきました。

そうは言っても、左記の通り部限定です。
運営について 消防団の運営については、所属区民皆様に寄付金を募ってそれにより運営されています。
引っ越してきた人の中には寄付金を集めるのはおかしいと言われる方もいらっしゃいますが、強制ではありません。
あくまで寄付をお願いしています。また、行政から運営資金が出ている訳でもありません。
地方によって、運営方法が異なっているので運営資金を行政より頂いている所もあるようです。
そんな事から、誤解を生む事になっているかもしれませんね。
これからの消防団 これからの消防団はこんな形が良いのではないかと思うことを勝手に書いちゃいます。
まず、消防団は必要ですか?
現在の消防署では、火事が複数箇所で発生した場合。また、台風災害や大規模地震などが発生
した場合、消防署員だけでは対応し切れません。
歴史的経緯からは、自主防災組織として地域住民が自主的に立ち上げていった
組織でもあり、その組織が存在する為、常備消防も少ない箇所で済んでいます。
また、自主組織である為、地域のことはよく把握できており、
避難場所や水利など署員より良く知っています。

 とはいえ、最近では時代背景もあって入団者が減り続け存続が困難な部も見受けられます。
入団のお願いに伺っても、親御さんに断られるケースも多々あります。
そんな、情勢を踏まえると現状のやり方が良い方法とは言えなくなってきています。
近い将来には、市町村合併もあり、消防団のあり方や運営方法も変わっていかなければ
組織が成り立たなくなっていくものと思われます。
将来的には、区の財産である消防団の編成も区で考慮してゆかなければならない
時代がすぐそこまで来ています。
おそらく、消防団は無くなっても良いという人は少数派だと思います。
是非、若い人たちが運営する消防団ではなく区民で動かす消防団という方向で認識
していって頂ければ、もっと良い形で少子、高齢化を迎えられるものと思っています。
一言 消防団が無くなった時にどんな事が起こりえるか、考えてみてください。
その前に、活動内容をもっと知って頂きたいと思います。

行方不明者が出た場合など、その昔から捜索に消防団の活躍がありました。
しかし、行政側でも消防団の話は住民に一切されていません。

火災の時は消防署、行方不明者、防犯の時には警察署、災害時には市役所・・・と。
今まで、消防団の功労話はあまりされたことがありません。
表彰などと言う形式ではなく、市民の信頼を得られる消防団でありたい。

アメリカでは、消防に従事する事は名誉です。子供の憧れの職業で、いわばヒーローです。
日本では、職業でない消防団がこんなに活躍しているなんてすばらしいことと思います。